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キューバ危機 とは? [国際]

米国のオバマ大統領とキューバのラウル・カストロ国家評議会議長は17日
(現地時間)、両国の国交正常化を突然発表したことから、キューバ危機
という言葉が注目されました。

キューバ危機(Cuban Missile Crisis)は、キューバを舞台に、1962年10月14日
から28日までの14日間に亘って米ソ間の冷戦の緊張が、核戦争寸前まで
達した危機的な状況のことです。

キューバは1898年に独立してから1959年1月のキューバ革命まで、
アメリカの支援、庇護を受けていましたが、革命後もキューバ経済を
牛耳ろうとしていたアメリカ合衆国に対立姿勢を示し始め、ソビエト連邦
との接近を深めていきました。

アメリカは、カストロ暗殺計画、キューバ侵攻作戦の計画立案を進めて
いて、キューバはアメリカのキューバ侵攻に備えてソ連に武器の供与を
要求し、1962年には、ソ連は兵器の提供の代わりに核ミサイルをキューバ
国内に配備するようになりました。

同年10月14日にアメリカ空軍のロッキードU-2偵察機が、アメリカ本土を
射程内とするソ連製準中距離弾道ミサイル (MRBM) の存在を発見、
さらにその後3つの中距離弾道ミサイル (IRBM) を発見しました。

これに対してアメリカ政府は激烈な反応を示し、準戦時体制が敷かれ、
ソ連との全面戦争に備えアメリカ国内のアトラスやタイタン、ソー、
ジュピターといった核弾頭搭載の弾道ミサイルを発射準備態勢に置いた他、
日本やトルコ、イギリスなどに駐留する基地を臨戦態勢に置き、
核爆弾を搭載したB-52戦略爆撃機やポラリス戦略ミサイル原子力潜水艦が
ソ連国境近くまで進出し戦争に備えました。

また、ソ連も国内のR-7やキューバのR-12を発射準備に入れました。

その一方でアメリカはソ連に対しミサイル撤去交渉を開始し、
ソ連からアメリカへ妥協案が示されましたが、それはアメリカにとって
受け入れがたいものでした。

さらに、キューバ上空を偵察飛行していたアメリカ空軍の
ロッキードU-2偵察機が、ソ連軍の地対空ミサイルで撃墜されました。

アメリカ海軍は海上封鎖線上で、ソ連のフォックストロット型潜水艦B-59
に対し、その艦が核兵器(核魚雷)を搭載しているかどうかも知らずに、
爆雷を海中に投下したことで、攻撃を受けた潜水艦では核魚雷の発射が
決定されそうでしたが、潜水艦隊参謀ヴァシリー・アルヒーポフの
強い反対によって核戦争は回避されました。

ワシントン時間10月28日午前9時、ニキータ・フルシチョフ首相が
モスクワ放送でミサイル撤去の決定を発表したことで、キューバ危機は
終息し、冷戦体制は平和共存へと向かうようになったといわれています。



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