「速い」と「早い」の違い

「速い」と「早い」の使い方について調べてみました。

辞書によれば「速」は、物事の進む度合いが大きい、
動作・進行などがすみやかであるといった意味で使われ、
「早」はある基準より時間があまり過ぎていない、また、
ある基準より時期が前であるといった意味で使われて
いるようです。

「速」という文字は、「立ち止まる足の象形と十字路の象形」
(しんにょうの部分＝行くという意味)、「たきぎを束ねたの象形」
(束の部分)から、道を行く時間を束ねるように縮める＝「はやい」
という意味の漢字となったといわれています。

一方、「早」という文字は、「太陽」の象形(＝日)と「人の頭」
の象形(＝甲)から、人の頭上に太陽があがり始める朝の意味から、
「はやい」を意味する「早」という漢字になったといわれています。

現在の使い方では、スピードをあらわす場合は「速」、
時間をあらわす場合は「早」が良いのではないかと思います。

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