料理の「たたき」ってどんな意味？

たたきとは、主に魚を料理するときの調理法で、
一般的には2つの大きく異なった調理法を指します。

一つ目は、マグロ、カツオ、アジ、イサキ、トビウオ、
カマス、サワラ、イワシなどの魚をを1-2cm角程度の
大きさに切り、香草や味噌などを乗せ、それらを混ぜ
ながら包丁で文字通り叩くよう細かく切り刻みます。

食材によってはよく刻んだ方がおいしい場合と刻みすぎない
方がおいしい場合があり、香草としては、ネギ、ショウガ、
シソの葉（大葉）、ニンニクなどが用いられます。

山菜を粘り気がでるまで細かく切り刻むという料理もあり、
特にミズ（ウワバミソウ）をたたきにしたものは、
秋田県や岩手県などの郷土料理として知られています。

もう一つは、カツオやマグロや鮭などをブロック状に切り、
数本の串を打って火の上にかざし、軽く焼き、切り分け、
香草や調味料をつけて食べます。

牛肉 馬肉や新鮮な鶏のササミでも作られます。

なお、この調理法における「たたき」の語の由来については、
火であぶり、刺身にした鰹に、手を皿のようにしてタレを入れ、
指の隙間から滴り落ちるタレをたたくようにし、タレを
馴染ませたことが由来という説、魚肉に予め塩をする際に
包丁の腹や手のひらでたたき、あるいは、焼いた食材に薬味を
まぶして包丁の腹や手のひらで叩いたことに由来するという説
などがあるようです。

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